2018夏期講習 油彩科!!

2018/08/24

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油画科では、今年もOBたちが東京や金沢などから帰省してきたので、何人かのOBに学生講師として参加してもらいました。講習に参加している人たちに大学のことや受験のことなど話してもらったり、個別に作品のアドバイスをしてもらったり、ゼミを行ったりと多いに盛り上がりました。

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まずは、毎年恒例のドローイングゼミを開催しました.今年はZOBI・OBで多摩美術大学油画在籍の宮林さんに、自分のドローイングについて話してもらったり、本人のドローイングをみんなに見せて解説などをしてもらいました。そのなかには、宮林さんがZOBIに通っていた頃に描いたドローイングから大学で描いたものまで、たくさんのドローイングや作品がありました。特に、多摩美の授業で「1000枚ドローイング」という文字通り1000枚のドローイングを1ヵ月かけて描いたもののなかからピックアップしたドローイング集や多摩美の授業で描いた作品は目を見張るものでした。

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テーブルや地べた、イーゼルなど自分のやりやすい場所を確保してドローイングスタート。

夕方までに1人20枚以上を描くことを目標に。テーマは自由。とにかく自分の描きたいものをどんどん描いていくこと、ぐいぐいと手を動かして描くことがテーマと言えばテーマ。

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夕方、できあがったドローイングを各自の場所に並べ、それをみんなで見て回りました。当然のことながら、みんな自分とは違うドローイングを描いていますので、「こんな表現があるんだ!」とか「こんなことをしてもいいんだ!」とか、みんな驚いてました。はじめてドローイングをした人は、とまどい、こんな感じでいいのか不安に思いながら描いていたと思うのですが、周りの人の、いろんな表現を見ることで、逆に自分のやっていることも肯定的に見れるようになったのではないかと思います。宮林さんもひとりひとりのドローイングを見て回り、その感想をひとりひとりに言ってくれました。

石膏デッサンは嫌いでもドローイングが嫌いというのは本来ありえない。というのも、好きなものを好きなように描くのがドローイングなので、石膏が好きでそれだけやりたい人も、写実で細密に描きたい人も、抽象をやりたい人も、マンガを描きたい人も、イラストを描きたい人も、それをドローイングでやればいいのだから、ドローイングはみんなにとっての絵の原点といってもいいもの。だから、ZOBIに通う前に自分で好きに描いていたイラストとか、なにげに描いていたイタズラ描きだって立派なドローイングになる。いかに自由に解き放たれて描けるのかというのが重要。もちろん、観察をベースにしたデッサンで目を鍛えるのももちろん大事。だからZOBIはそれをハイブリットにやっていく。
このイベントは11月から12月にかけて100枚ドローイングでさらに磨きをかけていくので、更なる自己発見があるので、体験したい人はぜひZOBIに来てね。

 

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次に、東京芸大油画在籍の鈴木さんが講師で参加してくれました。当日は人物モデルを油彩で描く課題だったので、構図をどうするのかとかどういう絵にしていくのかというエスキースチェックをひとりひとり行ってもらいました。

空間の捉え方や視線の流れを意識すること、構成などについて各自いろいろとアドバイスを受けていました。現役の大学生で年齢的には4歳くらい上なので講師というよりは先輩という感じでのアドバイスなので身近に感じられたというか新鮮に感じられたのではないでしょうか?希望者は個人面談で今まで描いた作品を見てもらったりもしてました。IMG_7221IMG_7213
最終的には、出来上がった作品の講評に参加してもらい、ひとりひとりの作品にコメントしてもらい、終了。
とにかく、芸大合格のために今何をしていくのか、みんなにとっての課題が見えたのではないでしょうか?
いつも見ている講師はみんなの履歴というか過去の作品の傾向を知っているので、それをふまえたアドバイスになることが多いのですが、鈴木さんの場合はいきなりみんなの作品を初めて見るので、前後のしがらみがまったくない新鮮な見え方があったと思います。だから、よかったらいいと言うだろうし、よくなければよくないって言ったでしょう。なかには自分の問題点を厳しく指摘された人もいたと思いますし、そういう自分の絵を初めて見る人にいい絵だと感じさせられる絵になっているのかどうかっていうのは、すごく重要なことだと思うので、今回、みんなすごい勉強になったと思います。

 

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金沢美術工芸大学油画在籍の朝倉君には石膏デッサンのアドバイスをしてもらいました。なんと朝倉君は金沢をトップ合格した優秀な学生なんです。久しぶりの石膏デッサンにワクワクしてました。
形の捉え方や構図、動きをどう捉えるのか、どういう手順で進めていくのか、もちろんみんなそれなりにやっているのですが、なかなか自分で気づいていないことも多いので、それをひとりひとりに応じてアドバイスしてくれました。
デモンストレーションもしてくれたので、実際に現役の美大生が行う石膏デッサンを間近で見れて、その姿勢、スピード、集中力など、とても勉強になったのではないでしょうか。
さらに、金沢第一志望の人には個別に今までの石膏デッサンや人物油彩などを講評してもらいました。

 

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さらに、同じ金沢美術工芸大学大学院博士後期課程終了し美術博士の清水先生にも参加してもらい、金沢美術工芸大学の紹介や受験のこと、攻略のポイントなどをアドバイスしてもらいました。さらに石膏デッサンの講評も熱心にしてもらいました。なかなか講師陣の層が分厚いぞ!専任講師も金沢の大学院出身の先生がいますし。

知る人ぞ知るのですが、実は金沢の油画にも毎年ものすごい合格率で合格者を輩出していて、その秘密の一端がかいま見れたのではないでしょうか?

今回講師で参加してくれたみなさん、すごく熱心にありがとうございました。

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2018夏期講習3 と これからの話

2018/08/22

約3週間に渡る夏期講習が無事終了しました!
短い期間ですが、自分の臨み方次第で相当なレベルアップにつながるのが講習会です。
特に普段限られた時間しか制作できない高校生にとってはそのチャンスがあります。

そして大切なのはここから。
ここで得た様々なことをスタートとし、「続けていくこと」によってのみ実技は深まっていきます。
夏期講習をがんばって、それでも足りなかったものと向き合うための時間も枚数も必要ですし、根気も必要です。
講習会のみの参加で受験に臨んだ受験生と、入学し継続して制作し続けた受験生とでは、実技力の差もここ一番でふんばる力の差も違うことを例年感じます。

受験をすることは楽ではなく、目をそむけたくなることもいっぱいあります。できないことと向き合う日々です。ですがちょっと勇気を出してやれば必ずできるんです。
そうやって自分の未来に可能性を広げていきましょう。

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夏季休業期間について

2018/08/13

夏期講習お疲れ様でした!

8月14日(火)〜20日(月)は夏季休業期間のため休講です。
(中学生夏期デッサン講習 第3ブロックは8月20日(月)からスタートします。)

その間は勉強をがんばりましょう!

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2018夏期講習2

2018/08/04

夏期講習も中盤にさしかかり、アトリエは元気に稼働中!

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油彩科のおもしろモチーフ!

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現 東京芸術大学デザイン科2年 上田晏菜さんも指導に駆けつけてくれました。

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油彩科の特別授業。金沢美術工芸大学油画専攻の博士課程を修了した清水恭平先生が指導してくれました。

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デザイン科も負けない。

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油彩科のおもしろモチーフ!

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7/30には多摩美術大学、武蔵野美術大学、北海道教育大学岩見沢校が来校し、大学進学説明会を開催しました。

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