教育大《美術》コースHokkaido University of Education Course
個性溢れるより自由な表現を!
道内でもっとも人気が高く、また唯一本格的に美術を学べる〈北海道教育大学・岩見沢校・美術文化専攻〉。油彩、日本画、彫刻はもちろん、デザイン、映像、工芸と幅広く美術の分野を本格的に学び、将来アーティスト、デザイナーとして活躍できるように養成する大学です。教員養成課程の学部と捉えて、勘違いする受験生も未だに多いのですが、ほとんど“美大”と同じと考えてよい大学です。
Point1/構成着彩のレベルアップを!
2022年度から教育大入試では「構成着彩」が採用されています。この構成着彩は描写力、構成力、色彩力など、美術・デザインの分野における基礎力が試される試験です。配点がもっとも高い上、使う画材の選択から表現方法まで自由度の高い試験となっていますので、できるだけ早い時期からどの画材、表現方法が自分に合っているのか指導教官と綿密に相談し、対策を進めていくことが大切です。
Point2/素描は基本を大切に
教育大入試の素描は、まず、鉛筆で描くのか、木炭で描くのか、両方を用いた表現にするかをデッサンの体験の中で、自分に合った方法を選ぶ必要があります。モチーフは比較的大型で、色々な素材、形を持ったものが出題される傾向にあります。のびのびと、基本に忠実に確かなデッサン力をしっかり身に付けて、その上で自分らしいより積極的でみずみずしい感性が表現できる実技力を養成していきましょう。
Point3/大学入学共通テストの得点について
教育大入試では、共通テストで3科目選択し、得点しなくてはなりません。おおまかな目標点は現役生だと55%~60%程度の得点率が必要といえます。ただ、教育大は実技と学科の割合が、実技を重視した得点配分になっているため、共通テストが失敗したからといって「簡単にあきらめてはいけない」入試なのです。実技の2次挽回率は非常に高く、今までも多くの受験生が、共通テストでの失敗を乗り越えて、逆転勝利を手にしています。教育大攻略のポイントは実技力をしっかりと身に付けていくことが最も重要です。